〔2020/8/11〕トランスコスモスアメリカ、ゼンリンUSAと協業しビッグデータを活用した営業支援サービスを提供開始

 トランスコスモスの米国子会社であるトランスコスモスアメリカは、ゼンリンUSAと協業し、ゼンリンUSAがもつビッグデータを活用したダイレクトマーケティングと、トランスコスモスが米国向けサービス提供で培ってきたコンテンツマーケティング、コンタクトセンターのノウハウを活用し、ウィズコロナ時代のB2B営業支援サービス「D!G!Sales(デジセールス)」の提供を開始した。米国でB2B事業を展開する日系および現地企業向けにサービス提供を目指す。
 新型コロナウイルスの影響でリモートワークが不可欠なものとなったことで、さまざまな課題が出ている。特にビジネス活動の基盤であるマーケティングや営業活動においては、対面での営業活動が制約されていることでコロナ時代を生き抜くための新しいスタイルが求められている。オンラインミーティングなどの拡がりにより、既存顧客へのアプローチなど解決できている課題もあるが、特に新規見込み顧客獲得においては、オフィスの電話がつながらないことやオフラインイベントの中止により、アプローチの拡大、成約率を高めるためのフォローアップ、情報開示の方法など、デジタルを活用した新しい施策が求められている。このような背景のもと、ゼンリンUSAとトランスコスモスアメリカは協業し、B2B営業支援サービス「D!G!Sales(デジセールス)」の提供を開始した。
 ナビゲーション地図データで高いシェアをもつゼンリンは1996年に米国に進出し、道路標識や高速道路出口周辺の施設情報などを現地調査するとともにさまざまなサードパーティデータを取り扱ってきた。サードパーティデータとは、さまざまなデータソースから集めた膨大なデータのことをいい、本サービスでは消費者データとビジネスデータを活用して新規顧客獲得を支援する。消費者データは年齢、性別、国籍、居住区、趣味、趣向に職業や家族構成、年収などのライフスタイルまで、さまざまなセグメントが存在しており、ビジネスデータは、業種やビジネス規模だけでなく、担当者名や役職などのデータも含まれる。
 これらのデータを活用してゼンリンUSAが提供するメールマーケティングサービスを、トランスコスモスアメリカが提供するWebサイト制作・ブログ制作・コンテンツ開発・SNS運用などのコンテンツマーケティングサービスやアウトバウンドコールなどのサポートサービスと組み合わせることで、今までとは違う新しい営業スタイルを提案する。


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