〔2020/9/15〕パーソルグループ、宮崎県日向市とワーケーションオフィス調査の実証実験を開始

 総合人材サービスのパーソルグループで、BPO、ヘルプデスク/コールセンターのアウトソーシングなどを手掛けるパーソルワークスデザイン(本社:東京都豊島区、平林由義社長)と、 IT・ものづくりエンジニアの人材派遣を手掛けるパーソルテクノロジースタッフ(本社:東京都新宿区、正木慎二社長)、および新規事業創出・オープンイノベーション推進を手掛けるパーソルイノベーション(本社:東京都港区、高橋広敏社長)は協業し、宮崎県日向市が主催する「ワーケーションオフィス調査事業」に参画し、2020年9月より実証実験を開始した。
 新型コロナウイルス感染症の影響によるリモートワークの普及や、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた「ワーケーション」の活用など、場所や時間にとらわれない新しいはたらき方が、今後さらに加速していくことが予測される。
 しかし、場所や時間にとらわれないはたらき方ができるのは、自分で仕事を作り出すことのできるフリーランスや、フルリモートワークが認められている一部企業の社員、場所にかかわらず求人がある専門職などに限定されており、地方への移住やワーケーションを検討しても、仕事の面で断念せざるを得ないケースが見られる。
 パーソルグループでは、グループビジョン「はたらいて、笑おう」の実現に向け、グループ各社のサービスや強みを生かし、1人ひとりにあった新しいはたらき方を推進している。
 一方日向市では、市内の観光コンテンツの強みとリモートワークを組み合わせたワーケーションの事業化を検討し、ワーケーションや移住による人口の増加や企業誘致の可能性を模索する取り組みを開始した。
 そこで、パーソルグループでは、日向市が行う「ワーケーションオフィス調査事業」の実証実験として「はたらく場所」に加えて「多様な仕事」を提供することで、地域の活性化(関係・移住人口)を促進し、本調査の事業化の可能性を検証していく。2020年9月からは期間限定の体験型プログラムを実施し、翌年度以降の事業化検討を進めていく予定。


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