〔2020/10/5〕NTTドコモ・ベンチャーズ、電話営業やコールセンター業務の品質をAIで可視化するRevCommへ出資

 NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、稲川尚之社長、以下、NDV)は、同社が運用するファンドを通じて、音声解析AI搭載型のクラウドIP電話サービス「MiiTel」を提供するRevComm(本社:東京都渋谷区、會田武史社長)に出資したことを発表した。
 RevCommは“コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る”をミッションに、クラウドIP電話サービスMiiTelを提供している。MiiTelは、電話営業やコールセンター業務における通話内容をAIが解析し、都度フィードバックすることで、コミュニケーションを可視化し対応品質の向上に寄与するIP電話サービス。商談獲得率や成約率向上に貢献できるソリューションとして既に多くの企業に導入され、利用社数400社、累計登録ユーザー数1万人を越えた(2020年8月時点)。
 MiiTelの音声解析AIによって、すべての会話内容は自動録音・自動文字起こしされ、データ化される。さらに、営業・応対における会話のラリーの回数や、話す量・聞く量、会話のジャンル、声の高低・遅速等などの詳細項目と、電話応対全体の評価が定量的にフィードバックされる。それらを活用することで、担当者は自身の電話営業や顧客対応に関する評価を把握し、自ら改善することが可能となる。また、マネージャーは、担当者毎の対応品質を把握できるため、担当者へのより具体的なアドバイスが可能。
 録音された通話内容は、詳細に分類されると共に、社内データとの連携やアーカイブとしての蓄積が可能なことから、営業だけでなく社員教育やコンプライアンス目的など、多方面で幅広く活用されている。
 コロナウイルスの感染拡大を背景とした企業の非対面による営業活動の重要性が増す中で、MiiTelへの需要は今後更に高まると期待される。また、MiiTelをはじめRevCommの提供するサービスおよびテクノロジーは、NTTグループで展開するBPOソリューションやワークイノベーションに関する取組みとの親和性が高いことから、今回の出資に至った。今後、NDVは、RevCommとNTTグループとの連携を支援することで、新たな価値創造に向けた取り組みを進めていくと言う。


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