〔2020/10/5〕東芝デジタルソリューションズ、シナリオレス型AIチャットボットサービス「コメンドリ」を提供開始

 東芝デジタルソリューションズ(本社:神奈川県川崎市、島田太郎社長)は、チャットボットの導入・運用負荷を大幅に軽減するシナリオレス型AIチャットボットサービス「コメンドリ」の提供を開始した。
 本サービスは、既存のFAQ集を取り込むだけですぐにチャットボットを利用でき、言い換え理解により高い検索ヒット率を実現する、業界初のシナリオレス型AIチャットボットサービス。コロナ禍における顧客サービス向上や従業員サポートにも大きく貢献する。
 近年、問合せなどの定型業務効率化ツールとしてチャットボットの導入が進んでいるが、チャットボットの種類は主に「シナリオ型(ルールベース型)」と「一問一答型」の2種類がある。シナリオ型のチャットボットは、問い合わせ内容が定型化されている場合に有効だが、チャットボット構築のためのシナリオ作成や登録に多くの時間や負荷がかかるという課題がある。一問一答型のチャットボットは、一問一答のFAQ集を用意するだけで幅広い問い合わせに対応することができるが、言い換え表現のメンテナンスに負荷がかかる、検索結果が0件になるため使われなくなるという課題がある。シナリオ型、一問一答型のいずれも、チャットボット導入により業務を効率化するという本来の目的を達成できないケースがみられる。
 同社がこのたび提供を開始するシナリオレス型AIチャットボットサービス「コメンドリ」は、長年にわたるテキスト処理技術と世界No.3(2019年現在)のAI特許出願数をもつ東芝の独自対話技術(特許出願中)を活用している。シナリオ型と一問一答型の長所を継承し、短所を克服した本SaaS型サービスで、運用も含めた問合せ業務全体を変革する。


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