〔2021/3/22〕パーソルワークスデザイン、東京大学と共同で、「セルフモニタリング」システムを開発

 パーソルワークスデザイン(本社:東京都豊島区、平林由義社長)は、東京大学大学院教育学研究科と共同で、社員が心身の状態に関心を持ち、自らのはたらき方を主体的に考える「セルフデザイン力」を育む「セルフモニタリング」システムを開発した。社員のセルフデザイン力向上の支援を通じて、企業の健康経営への貢献を目指す。
 パーソルワークスデザインと東京大学下山研究室は、仕事と生活の切り替えを的確に行う要因を明らかにするために、コロナ禍以降にリモートワークを経験した2群(週1~2回の低頻度群、週3~4回の高頻度群)を対象に調査研究を実施した。
 回答を統計分析した結果、会社による従業員管理ではなく、社員1人ひとりが心身の状態をモニタリングし、自らの働き方を主体的にデザインする「セルフデザイン力」こそが、仕事と生活の上手な切り替えを促し、生産性の低下を予防する効果を持つことが示された。さらに、リモートワークの頻度が増加するほど、セルフデザイン力がより重要になることが明らかにもなった。
 調査研究結果を受け、パーソルワークスデザインと東京大学下山研究室は、社員1人ひとりのセルフデザイン力を育む「セルフモニタリング」システムを共同で開発した。
 セルフモニタリングシステム概要は、テーマが設定されたサーベイを週に1度実施し、自分のコンディションを見える化する。コンディションにあわせて、改善のために自ら取り組める生活の工夫などをフィードバックする。この2つをを繰り返すことで、自らの心身の状態に興味を持ち、自己の状態にあわせてはたらき方を調整できるセルフデザイン力を育むことを支援していく。 
 セルフモニタリングシステムは、現在開発中の相談者、心理師共にアバターを通して相談や支援を行っていくこころの健康 アバター支援サービス「KATAruru(かたるる)」に導入を予定している。


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