〔2021/3/30〕ファンケル、「在宅コールセンター」の運用開始
ファンケルは、自宅で顧客からの電話応対を行う「在宅コールセンター」の運用を4月1日から開始すると発表した。従業員の安全確保と柔軟な働き方の実現を目指し、電話窓口業務に従事する従業員約180人のうち27人が順次、在宅での勤務に移行する。
この運用により、大地震や台風などの自然災害時や新型コロナウイルスの感染再拡大時にも従業員の安全を確保しながら、顧客に不便をかけせずに事業を継続できる体制を整える。また、介護や子育て、引っ越しなど家庭の事情に左右されることなく、柔軟な働き方で勤務し続けることを可能とし、人材の確保や効率的なコールセンターの運営を目指す。
今後、状況を見ながら対象者を増やすほか、地方在住者の採用も検討していく。運用を開始するにあたり、電話機のソフトフォン化※やセキュリティ対策を行ったほか、書類の電子化や電話応対中の管理者からのサポート体制などの業務フローを刷新。教育プログラムも新たに構築した。
同社では、これまで新型コロナウイルスの感染拡大時に、本社に集約していたコールセンターを分散化するなど、従業員の安全を確保しながら顧客からの問合せ対応を続けてきた。引き続き顧客に満足いただける電話応対と従業員の安心・安全の確保、ワークライフバランスの向上を推進していく。