〔2021/4/26〕コンシェルジュ、中国新聞社とAIチャットボットの実証実験開始

 コンシェルジュ(本社:東京都千代田区、太田匠吾社長)は、広島県と広島銀行が、Crewwと共に実施している「ひろしまサンドボックススタートアップチャレンジ 広島オープンアクセラレーター2020」プログラムにおいて、中国新聞社との協業案が採択された。コンシェルジュの「KUZEN」と中国新聞社のリソースを活用した事業化検討を進めるため、4月22日から実証実験を開始した。
 今回の実証実験では、中国新聞社が運営するWebサイトに実際にチャットボットを設置。回答する内容は、特に問い合わせが多い要件やチャット対応向きの要件などを社内各部署へのヒアリングから抽出した。チャットボットの利用状況や電話問い合わせ件数の変化などを検証項目として設定する。2021年6月頃まで実証実験を行い、検証結果を踏まえ、その後の事業化検討について協議する。
 中国新聞社では、従来、顧客からの問い合わせを社内の読者広報部を始めとする担当部署で対応していたが、業務圧迫やサービスによって対応部署が異なることによる顧客への負担など、電話応対に課題を感じ、問い合わせ対応に起因するサービス品質の低下や満足度の低下を危惧されていた。
 また、「読者対応の品質向上」と「新サービスの創出」の両立も大きな課題として認識しており、この度、コンシェルジュとの連携により既存顧客に対する新たな価値の提供と新規顧客の開拓に可能性を感じ、本プログラムにて採択した。
 将来的には、地域密着型の「なんでも相談チャット」のようなサービスの事業化を目指しており、地域で求められる相談にチャットボットで答えることができる新たな会話体験の仕組みを両社で協力し構築したいと考えている。


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