〔2021/7/12〕FRT、ミライネットとInternet Exchangeを活用したデータセンターサービスの連携を開始

 沖縄電力グループのファーストライディングテクノロジー(本社:沖縄県浦添市、宮里学社長、以下、FRT)は、ミライコミュニケーションネットワーク(本社:岐阜県大垣市、伊藤義仁社長、以下、ミライネット)と、データセンターサービスの連携を開始したことを発表した。
 近年、急速なテクノロジーの進化やITサービスの発展に伴い、企業の情報システムの運用形態は様変わりし、自社で機器を保有することなくデータセンター事業者のクラウドサービスを活用する選択肢が広く浸透してきている。一方で、クラウドサービスを取り扱うデータセンター事業者は、不意のトラブルや自然災害、悪意のあるサイバー攻撃など、あらゆるリスクに備えた運用の仕組みを保持することが不可欠となってきている。そのため、従来のデータセンターサービスに加え、他社データセンターとの連携やマルチクラウド環境を整える事で、可能な限り自社サービスのリスクを取り除いておく必要が出てきている。
 岐阜県大垣市でデータセンター事業を運営するミライネットは、これまで、耐久性と可用性、コストパフォーマンスに優れたIaaS型クラウドサービス「MRSクラウド」を展開してきた。
 この度、FRTはミライネットへ、両データセンター間のInternet Exchange(相互接続ポイント)を活用し、「MRSクラウド」のBCP(事業継続)、DR(災害復旧)のオプション機能として、FRTクラウド型レプリケーションサービス「Orion-Data Garage」を提供することにした。
 これにより、ミライネットの「MRSクラウド」上で万が一、データが消失した場合でも、必要に応じて当社「Orion-Data arage」から最小限の時間で、且つ容易に消失前のデータを復元することが可能となる。
 沖縄県は岐阜県から直線にして約1,300Km離れているため、同時被災の可能性が極めて低く、BCP・DRに適した場所と言える。また、両データセンターは、ともにセキュアで高品質なInternet Exchangeに接続していることから、両拠点間の接続に際しては、「MRSクラウド」ユーザの通信コストの負担がないことも特徴のひとつ。今後は、「MRSクラウド」の他、「ミライネットレンタルサーバー」にも「Orion-Data Garage」を提供する等、レプリケーション対象となるサービスを拡充していく計画。


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