〔2021/10/14〕日本PCサービス、学習用端末のサポート拡充のために、新たに熊本コールセンター新設

 IT機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービスは、高校生の学習用端末サポート拡大に伴い、熊本県内にコールセンターを新設し、2021年10月14日より本格稼働する。全国でGIGAスクール構想が前倒しされ、来年度より高校でも新学習指導要領の改訂がされる中で活用が進む、学習用BYOD端末のサポート体制を強化する。
 昨今、各自治体が小中学校用にさまざまなパソコンやタブレット機器の調達を行い、96%がすでに「全学年」「一部の学年」で利用している。また、高校でも令和4年度より「情報I」の必修化に伴い、BYOD端末を利用しGIGAスクール構想を進める動きが加速している。一方で、先行して導入が進んだ小中学校では、「ただ導入しただけで活用ができていない」「導入後のトラブルが発生して、どうすればよいかわからない」といった、現場の教員の声があり、同社にも導入後のサポートに関する相談が寄せられている。機器を提供する商社やメーカーは、消費者向けの個別のサポートに対応していない場合が多く、それぞれの学習環境にあわせた細やかなサポートが行き届いていない現状がある。こうした状況を鑑みると、高校のBYOD端末ではさらに多様なメーカーの機器が利用されるため、生徒1人ひとりの端末ごとにさまざまな問題の発生が予想される。
 そこで、BYOD端末のサポートにも迅速に対応すべく、学習用端末のサポートインフラを拡大し、熊本にコールセンターを設立した。同社では、GIGAスクール構想の加速に伴って、2021年2月に梅田センター(大阪)、4月に新砂センター(東京)を開設しキッティングやセンドバック保守など学習用端末のサポートインフラを拡大してきた。GIGAスクール構想で利用されるタブレット8,000台、タブレットPC10,000台など一斉導入時のキッティング、支給された学習用端末の盗難紛失時に保護者から依頼に対応し遠隔アカウントロックを行うサポートセンターなどのサポート実績がある。
 新設する熊本コールセンターでは、BYOD端末のサポートにも迅速に対応すべく、各種キッティングセンターと連携し、機器を導入だけでなく、利用開始後のサポートまで手厚く対応する。独立系の企業として、IT機器の設定やトラブル解決を行う同社の強みを活かし、機種やメーカーを問わず生徒1人ひとりの環境にあわせ細やかなサポートを提供する。


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