〔2022/3/16〕リンク、「改ざん検知・瞬間復旧サービス」をリンク ベアメタルクラウドで提供開始

 物理サーバがクラウドのように使える「リンク ベアメタルクラウド」を展開するリンク (本社:東京都港区、岡田元治社長) は、サーバ上のファイルの改ざんを検知して瞬時に復旧させるオプション「改ざん検知・瞬間復旧サービス」の提供を開始した。
 Webサイトの改ざんは、ページの見た目や掲載情報の変更だけでなく、閲覧者をマルウェアに感染させたり、悪意のある外部サイトへ誘導するといった目的のものが増加しており、保有者である企業だけでなく閲覧者にとっても重大な脅威となっている。自社のWebサイトが改ざんされ、閲覧者に被害が及んだ場合、サイトの一時的な閉鎖・復旧・原因究明・顧客への説明といった対応が必要になる。特にECサイトなどであれば、Webサイト閉鎖による機会損失は大きいものとなる。ゼロデイ攻撃などサイバー攻撃が高度化し、すべての脅威から身を守ることが困難になる中で、万が一攻撃を受けてしまった場合にも即座に検知・復旧する態勢を整えておくことが重要。
 以前よりユーザからの要望が多かった改ざん検知サービスを提供するにあたり、リンク ベアメタルクラウドでは、デジタル・インフォメーション・テクノロジーが開発した「WebARGUS Enterprise Edition」を採用した。通常WebARGUS Enterprise Editionの利用には管理用のマネージャーサーバが必要となるが、本オプションではマネージャーサーバはリンクが構築・管理を行うため、ユーザーは監視対象のサーバにエージェントをインストールするのみで利用が可能。また、希望する場合は導入作業の代行も可能。
 改ざん検知・瞬間復旧サービスは、監視対象のサーバにエージェントをインストールし、サーバ内部から常時監視を行う。外部から定期的にチェックを行うタイプの改ざん検知ソリューションと異なり、改ざんが発生した際には即時に検知することができ、さらに検知して0.1秒以内にバックアップファイルから自動的に復旧させる。これにより、改ざんの可能性をほぼゼロにし、サイバー攻撃による実害をなくす。公開しているWebサイト以外に、非公開にしているサーバ内の設定ファイルや実行モジュールなども監視対象とできるため、不正アクセスや内部犯行による設定変更なども防ぐことが可能。


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