〔2022/8/3〕KDDIエボルバ、「企業とお客さまとのコミュニケーション実態2022」を発表

 KDDIエボルバ(本社:東京都新宿区、若槻肇社長)は、企業とお客さま間におけるコミュニケーションの最新動向、ニーズ把握を目的に、半年以内に企業に問合せをした20~70歳の1,655人を対象とした調査を実施し、「企業とお客さまとのコミュニケーション実態2022」を発表した。
 5年目となる本調査では、企業への問合せに対する利用意向や期待値における2018年からの変化と、チャネルや問合せそのものへのニーズや抵抗感の年代・性別による違いを分析・考察し、顧客が望むコミュニケーションチャネル選択傾向をタイプ別に明らかにしている。
 「問合せ時に最初に利用するチャネル」の5年比では、電話・店員(店舗)が減少、FAQとチャットが大幅に増加、コロナ禍による生活様式の変化や企業DX推進による働き方の多様化に伴い、企業に望むコミュニケーションも大きな変化が生まれていることがわかる。
 また、「今後期待するチャネル」の問いでFAQは26pt、チャットは42pt増加しており、5年で電話に並ぶ主要チャネルとしての認知が進んだことが推察できる。
 一方、チャットボットと電話は、「もっとも利用するのに抵抗のあるチャネル」の1・2位にランクイン、年代別で見ると、電話での問合せへの抵抗は若年層ほど高く、チャットボットへの抵抗は高齢層ほど高くなるという逆転現象が顕著に現れた。
 若年層はLINEやSNSのDMなどチャット形式での日常的なコミュニケーション機会が多く、企業のDX推進により、企業で働く世代はコミュニケーションチャットツールの業務利用が進む一方で電話利用機会が減少傾向にあったことが電話への抵抗に影響し、また、高齢層はチャットの利用機会・経験不足がチャットボットの抵抗につながったと推察できる。
 「お客さまが求める解決方法」の5年比は、「自己解決」ニーズの増加が認められたが、商品やサービスを調べるときは「自己解決」、問題を解決したいときは「人による対応」という傾向は継続している。この傾向を「もっとも抵抗のないチャネル」で調査した結果、問合せるなら「電話派」「テキスト派」「なるべく自己解決派」に約3割ずつ大きく分かれていることが明らかになった。


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