〔2023/4/12〕Vonage Japan、NTTコミュニケーションズの音声回線を利用したコンタクトセンターのクラウド化を実現
企業におけるデジタルトランスフォーメーションの加速を支援する、クラウドコミュニケーションのグローバルリーダーであるVonage Holdings社の日本法人Vonage Japan(本社:東京都中央区、西村哲郎マネージングディレクター)は、自社が提供するサービスで、NTTコミュニケーションズの音声回線が利用可能になったことを発表した。
このスキームにより、コンタクトセンターをクラウド化する際に既存のフリーダイヤルやナビダイヤルの番号、および首都圏の0ABJ番号を含め、各種オプションサービスをそのまま引き継ぐことが可能となる。
Vonageが提供するSIP Trunkingサービスを活用し、NTTコミュニケーションズの音声回線をコンタクトセンターシステムとSIP接続することにより、完全なクラウド化が実現できるようになった。
このVonageのSIP Trunkingサービスにより、企業はコンタクトセンターのSBC(Session Border Controller)や、クラウドエッジなどのハードウェア機器の導入・保守コストの削減が可能になる。また、NTTコミュニケーションズの音声回線を利用しているコンタクトセンターはそのまま既存の番号を変更することなく利用可能となり、フリーダイヤルのインテリジェントサービスやカスタマーコントロール機能も継続して運用することができる。これにより、コンタクトセンター回線のクラウド化のハードルを大幅に下げることができた。
現在、コンタクトセンターソリューションにおけるパートナー開拓を推進しており、ミッションクリティカルな金融機関を含むさまざまな業界の大型コンタクトセンターでも導入が進んでいる。今後の展開として、より一層のパートナーの拡充や導入企業の増加に取り組むことで、コンタクトセンターのクラウド化の促進に大きく貢献していく予定。