〔2023/6/13〕いろはソフト、ChatGPTと連携したオープンソースのAIチャット管理システム「iroha Chat」を提供開始

 教育・学習用ソフトウェアの開発を手掛ける、いろはソフト(本社:東京都武蔵野市、三浦幸太郎社長)は、ChatGPTと連携したオープンソースのAIチャット管理システム「iroha Chat」の提供を開始した。
 iroha Chatは、プロンプトのテンプレートを作成、利用することで、ChatGPTと効率的かつ効果的な対話が実現できるシステム。独自のテンプレートエンジンとシンプルなユーザインターフェイスが特徴で、初心者でも簡単に利用できるよう設計されている。汎用性が高く、教育・学習支援、業務の効率化、プログラム開発支援など、さまざまな分野で活用できる。iroha Chat はオープンソースソフトウェアとして提供され、誰でも無償でダウンロードおよび利用可能。
 2022年11月にOpenAI社よりリリースされた対話型AIチャットボット「ChatGPT」は、その完成度と汎用性の高さから世界中で話題となり、2カ月間で利用者が1億人を超え、日本でもさまざまなシーンで活用が期待されている。一方、ChatGPTから正確で質の高い回答を得るには、プロンプトと呼ばれる入力文の作成が非常に重要だと言われている。プロンプトには主に前提条件(背景)、具体的な指示、出力形式の指定などが含まれるが、毎回プロンプトを考え、入力するのは大きな手間となっている。
 iroha Chatでは、プロンプトのテンプレートを管理できる機能を中心にシステムの設計を行い、事前に作成したテンプレートを利用することで、効果的かつ効率的なプロンプトの作成を支援する。
 また現在、ChatGPT のAPIを使用したチャットボットが多くリリースされているが、そのほとんどがSaaSや有償パッケージという形式で提供されており、オープンソースソフトウェアとして提供されているシステムはほとんど存在しない。iroha Chat はオープンソースソフトウェアとして提供することで、従来の提供方式ではカバーできない分野でのChatGPT
の活用を促進する。


PAGE TOP