〔2023/6/20〕ピアズ、オンライン接客におけるChatGPTを活用したリアルタイムサジェストを開発開始

 ピアズは、同社資本業務提携先のKandaQuantum(本社:東京都千代田区、元木大介社長、以下、KQ社)との間で、同社オンライン接客システム「Video Callcenter SYSTEM」と、KQ社のCalqシリーズを組み合わせることで、ChatGPTを活用したジェネレーティブ(生成)AIがリアルタイムでオペレーターに対し顧客への回答や提案内容をサジェスト(ヒントの提示)する機能を開発することとなったことを発表した。
 同社が提供するオンライン接客システムは、映像付きで顔の見える接客を可能としつつ、従来のコールセンターシステム機能もオールインワンで包含するシステムであり、好評を得ている主力プロダクト。 
 現状では、本システムを活用するオペレーターが商品や営業に関する研修などを受け、顧客対応をする形となっていたが、慢性的な人手不足や商材の複雑化・多様化などからオペレーターをサポートする機能の需要を多くのクライアント企業からいただいていた。 
 そうした中、今般、KQ社との資本業務提携を通じて、同社のジェネレーティブAIの開発力がさらに強化されたことから、接客内容をリアルタイムでAIが把握し、その会話の内容にあった提案パターンをChatGPTモデルを使ってサジェストする機能を開発することが可能となった。
 具体的には、ジェネレーティブAIが、オペレーターに対し、顧客に提案すべき商材、不満に対する切り返しトーク、商品のセールスポイントを提示するシステムとなっており、これによりスタッフの提案レベルの平準化、スキル不足の解消、教育の効率化(リスキリング)に貢献するものとなる。
 また、将来的には、こうした機能開発の中で得られるビッグデータも活用していくことで、世界でも類を見ない完全無人接客システムの開発につなげていく。
 同社では、引き続き、同社および同社グループ、事業提携先との連携も通じ、スピード感を持ってジェネレーティブAIの事業への実装を加速化していく。


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