〔2023/7/24〕ビーウィズ、日立健康保険組合の健康診断受診率向上をDXで支援
ビーウィズは、コールセンター業務と一部事務業務を受託運営している日立健康保険組合(以下、日立健保)のコールセンターにおける被扶養者の特定健診受診率向上にむけたLINE公式アカウントの開設から運用までの支援に関する事例を公開した。
近年企業では「健康経営」が注目され、健康診断受診率は健康経営における指標のひとつとなっている。従業員やその家族にとって健康診断は、疾病の早期発見・早期治療を促すだけでなく「健康意識」を持つきっかけとなるため、将来にわたる生活の充実に欠かせないこととして位置付けられている。
日立健保は、被保険者と被扶養者(家族)合わせて約40万人が加入している企業健康保険組合。「健康経営」推進のため、健康診断の受診率向上に向けてさまざまな取り組みをするなかでも、被扶養者として加入している家族の特定健診受診率に懸案をもたれていた。電話による促進やリーフレットの郵送により健診受診勧奨を実施してきたが、更に効果的なアプローチ方法の検討を進め、加入者に直接働きかける手段として、SNSのなかで全世代で利用率が高いLINEの導入を決定した。
導入に際して、セキュリティー懸念の払拭や加入者にとって使いやすいリッチメニューの設計、Chatbotシナリオの作成を支援し、併走をしたのがビーウィズだ。LINEのチャットからでも健診受診の申し込みが可能になり、家族加入者にとっては利便性が向上した。また、日立健保様側としても、年齢ごと・性別ごと・地域ごとなどのセグメント別に情報を出し分けることができるようになったことで、業務効率化や郵送費の削減などの効果が一層期待される。
従前より運営する「Omnia LINK」を活用したコールセンターでの電話やチャット対応とあわせ、利用者の声を分析し、更に使い勝手を良くするための改善を進めている。