〔2023/12/20〕日本システム技術、iBssコールセンターにて生成AIを活用した実証実験開始

 日本システム技術は、保険者向けに業務効率化ソリューションとして2020年10月1日より提供を開始した保険者業務支援システム「iBss(アイビス/Insurers Business Support System)」の社内業務について、この度マイクロソフトの提供するAzure OpenAI Serviceを活用した実証実験を2023年11月1日(2024年3月に中間検証を実施予定)より開始したことを発表した。
 保険者業務のICT化への要望から誕生した保険者業務支援システム「iBss」は、Web検認システムを中心に多くの保険者にて、愛顧をいただいていた。一方で、一般的にコールセンター業務では、オペレータ毎の通話要約クオリティの差異や人件費の高騰が問題視されている。
 このたび、業務の効率化および品質標準化施策の一環として、iBssコールセンターの社内業務にてAzure OpenAI Serviceを活用した実証実験を開始した。本実証実験では、過去の通話内容を基に作成したテキストデータを使用し、生成AIの通話要約に対する活用の可能性を検証する。検証結果や実装開始などの経過につきましては、適宜情報公開していく。
 今後は、本検証を実施していくとともに、有効な活用領域の見定めとノウハウの蓄積、生成AIの利用ガイドライン作成を進め、さまざまな活用方法を検討していく。また、好評を得ている加入者向けポータルサイトおよび保険者向け業務支援システムについても、更に磨きをかけ、加入者、保険者双方の利便性向上を図っていく。


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