〔2024/3/18〕パーソルイノベーションとデジライズ、生成AIの利活用に関する調査結果を公開

 パーソルイノベーション(本社:東京都港区、大浦征也社長)は、デジライズ(本社:東京都渋谷区、茶圓将裕社長)と共同で生成AIの利活用に関する調査を行い、その結果を公開した。
 所属企業において、「業務で生成AIを活用していますか?」と尋ねたところ、全体の33.8%が、「月に1回以上生成AIを活用している」と回答した。企業規模別での活用率は、スタートアップ企業(50%)、大企業(44%)、中小企業(26%)となり、スタートアップ企業では、全体の約半数が積極的に生成AIを業務に取り入れているということが伺える。
 活用している生成AIの種類について尋ねたところ、2位の画像生成AIの活用率(33.1%)を大きく突き放し、文章生成AI(80.8%)がトップという結果になった。
 企業規模別みると、大企業では、文章生成AIの活用率が約90%でトップとなっているが、スタートアップ企業では、動画生成AIの活用率が50%でトップとなり、スタートアップ企業では、文章生成AIよりも動画生成AIのほうが、活用率が高いということがわかる。
 業務において、「活用している生成AIの主な利用目的は何ですか?」と尋ねたところ、利用目的のトップ3は、1位は文章生成(54.9%)、2位は文章要約(42.8%)、3位は企画作成(24.9%)という結果になった。
 また、「利用目的が動画の作成である」という回答を企業規模別でみると、大企業では25.8%、スタートアップ企業では40%となり、スタートアップ企業では動画作成が利用目的という比率が比較的高いことがわかった。
 生成AIの活用について、「生成AIの活用を通して業務効率が上がっていますか?」と尋ねたところ、生成AI活用者の約80%が業務の効率が上がったと回答した。
 企業規模別でみると、「業務の効率が上がった」と回答した方は、大企業(83.2%)、中小企業(77.1%)となり、どちらも業務効率改善実感は高いといえる。
 また、スタートアップ企業では、生成AIの活用率が高い反面、業務効率については否定的な回答の比率が高いということがわかった。
 生成AIの活用について、「生成AIの活用に課題を感じていますか?」と尋ねたところ、生成AIの活用者の約80%が課題を感じているという結果になった。
 企業規模別でみると、課題を認識している方の比率は大企業(85.4%)、中小企業(67.1%)スタートアップ企業(70 %)となり、大企業、スタートアップ企業では、生成AIの活用者の70%以上の方が、生成AIの活用に課題を感じているということがわかった。
 生成AIの活用について、「生成AIの活用を通じて感じる課題は何ですか?」と尋ねたところ、「内容の精度・信頼性への不安」と回答した方が、42.8%と最も多い結果となった。課題を大きく分けると、生成内容への不安に対する課題と、AI活用の習熟困難性の課題が目立つといった傾向が伺える。
 調査資料のダウンロードはこちら< https://share.hsforms.com/1WU04HUG-S-yTBmtR9NQISQd60m2 >。


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