〔2024/6/27〕J.D. パワー、2024年法人向け通販サービス顧客満足度調査結果を発表

 J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、山本浩二社長、略称:J.D. パワー)は、J.D. パワー 2024年法人向け通販サービス顧客満足度調査の結果を発表した。
 今年より、回答事業所のタイプ別に「オフィス部門」、「製造/現場部門」、「医療/介護部門」の3部門に分けて、法人向け通販サービスの顧客満足度の測定を行った。
 総合満足度スコア(1,000ポイント満点)は、オフィス部門で676ポイント、製造/現場部門と医療/介護部門では共に669ポイントとなり、オフィス部門が最も高い結果となった。オフィス部門は特に「配送対応」や「料金/請求」、「サポート対応」ファクターで調査全体平均を上回るスコアとなっており、納期や商品価格、顧客対応等の面で高い満足度を得られている。
 ファクター別に部門間のスコアを比較すると、最も差が大きかったのは「サポート対応」だった。「サポート対応」の満足度スコア(1,000ポイント満点)は、オフィス部門で715ポイント、医療/介護部門で708ポイント、製造/現場部門で693ポイントとなり、オフィス部門と製造/現場部門で20ポイント以上の差が開いている。特に「コールセンター」の評価で差が顕著となった。
 コールセンターでの用件解決状況を確認すると、「解決した」(「ほぼ解決した」または「完全に解決した」)という回答はオフィス部門で83%と最も高く、次いで医療/介護部門で77%となった。製造/現場部門では71%に留まり、他部門と比べ解決率が低い結果となった。問い合わせ用件の多くを占める「商品・サービスに関する問い合わせ(相談、不具合、返品・交換、入荷時期・在庫状況)」や「配送・納期に関する問い合わせ(配送不備、状況確認)」などにおいて、「解決しなかった」(「一部解決しなかった」または「まったく解決しなかった」)という回答が3割近く発生しており、今後の改善が期待される。
 近年、EC・通販業界においても多くの事業者でサポート対応のオンラインシフトが進められている。本調査における「オンラインサポート」の利用割合は51%で、「コールセンター」が58%、「販売店営業担当者/代理店担当者」が17%となった(複数回答方式。1年以内に何らかのサポート窓口を利用した事業所の集計)。半数以上がオンラインサポートを利用しており、今後の利用増加が予想される。
 しかし、用件の解決率(「ほぼ解決した」または「完全に解決した」の割合)は、コールセンターでは78%、オンラインサポートでは73%となり、オンラインでの解決率はコールセンターと比べてやや低い結果となっている。利用機能別にみると、「メール問い合わせフォーム」や「よくある質問(Q&A)ページ/マニュアル・利用ガイドページ」を利用したケースでは、共に82%と8割以上を占めるものの、「チャットボット」を利用したケースでは67%、「有人チャット」を利用したケースでは63%となっており、チャット機能については改善の余地が大きいと言える。顧客から回答の即時性が期待されるチャットサポートであるが、解決率の向上に加え、チャットで提供可能なサポート範囲の明示といった取り組みも併せて必要となると考えられる。
 各部門の総合満足度ランキングは下記の通り。
【オフィス部門】(対象8ブランド)
 第1位:たのめーる(687ポイント)
 「配送対応」、「料金/請求」の2ファクターで最高評価。
 第2位:@office(679ポイント)
 「ウェブサイト/カタログ」、「提供商品・サービス」、「サポート対応」の3ファクターで最高評価。
 第3位:ASKUL(676ポイント)

【製造/現場部門】(対象6ブランド)
 第1位:Amazon Business(683ポイント)
 「ウェブサイト/カタログ」、「提供商品・サービス」、「料金/請求」、「サポート対応」の4ファクター
 で最高評価。
 第2位:ASKUL(677ポイント)
 「配送対応」ファクターで最高評価。
 第3位:たのめーる(667ポイント)

【医療/介護部門】(対象5ブランド)
 第1位:Ciモール(686ポイント)
 「配送対応」、「ウェブサイト/カタログ」、「料金/請求」、「サポート対応」の4ファクターで最高評価。
 第2位:ASKUL(672ポイント)
 「提供商品・サービス」ファクターで最高評価。
 第3位:Amazon Business(668ポイント)


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