〔2008/7/29〕日本通信販売協会、通販110番の2007年度の相談件数とその概要を公表。相談総件数は減ったものの、インターネット相談件数は増加

 社団法人日本通信販売協会(略称:JADMA)は、2007年度の「通販110番(JADMA 消費者相談室)」の相談件数とその概要を公表した。2007年度に通販110番に寄せられた「通信販売に関する相談」は3470件で、前年度に比べ6.8%減となった。また「通信販売以外に関する相談」は718件で41.2%減であった。総件数は4188件で、前年度に比べ15.3%減となった。
  会員企業に関する相談数は1057件の7.3%減で、「通信販売に関する相談」に占める割合は、前年とほぼ変わらず30.5%だった。なお相談数のうち、苦情は805件で2.2%減、
問い合わせは252件で20.5%減となった。一方、非会員企業に関する相談は2041件で1.5%減となった。そのうち苦情は1403件で14.8%増、問い合わせは638件で25.0%減であった。
   また、広告媒体別相談件数では、携帯電話による通販を含むインターネットは、媒体の判明した相談件数(2626 件)の半数以上を占め、新聞とともに高い伸びを示した。テレビは前年度から減少したものの、依然インターネットに次いで大きな割合を占めた。苦情内容では、傾向に大きな変化はないが、「広告内容」が毎年順位を上げている。4位は「電話がつながらない」(72 件・24.2%の減)で、この半数は健康食品や化粧品の定期購入を途中解約するために電話をしたが、「話中」が多く苦情になったものである。その主因は、一部の会員企業のコールセンターの体制が整っていなかったことと推測されるとしている。

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