〔2011/7/29〕博報堂、ダイレクト・パートナーズ社と ソーシャルメディアに対応したCRMサービス「カンバセーション・ループ」を提供開始

 博報堂は、米国の大手CRMサービス提供会社、ダイレクト・パートナーズ社と、ソーシャルメディアに対応したCRMサービス「カンバセーション・ループ」を共同開発し、8月より提供を開始する。
ツイッター、フェイスブックをはじめとするソーシャルメディアの普及に伴い、企業・商品に対する生活者の口コミがインターネット上で発信される機会が増え、商品の購買に対して大きな影響を与えている。企業が顧客の発信する情報を収集・管理し販促施策の実施に取り組んでいく上で、ソーシャルメディアを積極的に活用していくことが重要となる。
カンバセーション・ループは、CRM分野において博報堂が有する顧客分析力・販促施策提案力と、先進的なCRM業務実績に裏付けられたダイレクト・パートナーズ社の顧客データベース構築力・運用力を結びつけることで実現したCRMサービス。性別・年齢・商品購買履歴などの一般的な顧客情報のみならず、企業ウェブサイト、ソーシャルメディアにおける顧客の発言に関する情報を加えた、詳細かつ実効的な顧客データベースを作成することができる。
企業はこのデータベースを活用して、ソーシャルメディアにおいて発言を引用される機会が多い顧客に対して、商品に関する口コミ情報の伝播を目的とした試供品を提供したり、顧客のソーシャルメディアにおける発言を踏まえたダイレクトメールや電子メールを送付するなど、顧客特性に即した効果的な販促施策を計画・実施することが可能。また、商品に好意的なソーシャルメディア上の見込み顧客に対して割引情報を提供するなど、ソーシャルメディアを活用した販促施策を通じて新規顧客の開拓を図ることもできる。
カンバセーション・ループでは、これら販促施策の成果を顧客データベースに蓄積し、「計画→実施→検証」というプロセスを繰り返すことで、顧客の商品ブランドに対する絆を強化し、商品購買を促進する。
博報堂は、企業のマーケティング活動全体を支援するパートナーとして、マーケティング/プロモーション領域におけるサービス開発を今後も進めていく。


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