〔2025/10/30〕トゥモロー・ネット、「CAT.AIマルチAIエージェント」に「Voice LLM」機能を新搭載

 トゥモロー・ネット (本社:東京都品川区、李昌珍社長)は、同社が開発する「CAT.AIマルチAIエージェント」において、新たにボイスボット機能とLLM(大規模言語モデル)連携機能を正式リリースした。音声認識(STT)・音声合成(TTS)・生成AIを統合して、人とAIの自然な対話を実現し、コールセンター業務から社内問合せ対応まで、企業の業務効率化と顧客体験の高度化を支援する。
 企業におけるAI活用は急速に広がる一方で、「チャットボット」「ボイスボット」「生成AI」などが個別導入され、部門ごとに分断されるケースが少なくない。結果として、情報共有や業務プロセス最適化が進まず、全社的な生産性向上につながらないという課題が顕在化している。
 トゥモロー・ネットはこれを解決するため、複数のAIエージェントが協調して業務を処理する「CAT.AIマルチAIエージェント」の機能を強化した。今回の拡張により、音声対話とLLMを中核とする“マルチモーダルなAI連携”を実現した。
新機能の概要
1. 次世代ボイスボット機能
・STT(音声認識)×TTS(音声合成)×LLMを連携処理し、スムーズで途切れない対話を実現
・話者の発話意図やニュアンスを理解し、定型外の質問にも柔軟に対応
・業務アプリ(CRM、予約システム、基幹システム等)とのAPI連携により、発話だけで完結するオペレーションが可能
・応対完了率の向上で、コンタクトセンターや社内ヘルプデスクの負荷を大幅に軽減
2. LLM連携による性能向上
・大規模言語モデル(LLM)を活用し、文書要約・自然文生成・意味検索を自動化
・社内ナレッジベースの連携により、話者の質問に対して回答を自動生成し即時に対応
・複数エージェント間で文脈を共有し、従来は困難だった複雑タスクを協調的に処理
 トゥモロー・ネットは今後も、「CAT.AIマルチAIエージェント」を軸に、生成AI・音声AI・業務自動化基盤を統合したソリューションを提供する。人材不足による業務負荷の増大や複雑化する顧客対応、部門間で分断された業務プロセスといった課題の解決を支援し、企業のAI活用をPoCから本番運用、そして全社展開へと着実に推進していく。


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