〔2011/9/2〕プラスアルファ・コンサルティング、「見える化エンジン」で中国ソーシャルメデャア収集機能の提供開始
プラスアルファ・コンサルティングは、SaaS型テキストマイニング「見える化エンジン」中国語版において、新たに中国市場におけるソーシャルメディアの収集とモニタリングを可能とした「中国ソーシャルメデャア収集機能」の提供ならびに、それを支援する分析サービスを開始した。先行して大手メーカーとの実証・実験を通し、日本市場で企業が実施しているソーシャルメディア分析と同等レベルでの活用が可能であることが確認できたことで、正式にサービス化した。
中国のネット人口は4 億8500 万人とも言われており、同国では、Twitter やFacebook が規制により閲覧が不可能なため、独自のソーシャルメディアが進化している。中でも、SNS サイト「新浪微博(シナウェイボー)」が活発で、利用ユーザーは1 億4000 万人と言われている。このような中で、中国市場に進出している企業にとって、自社商品への評判をモニタリングすることは、風評、リスク管理の観点で必須になりつつある。また、営業戦略上も、商品の評判を把握することは、中国市場に合わせた商品改善、プロモーション展開の上で重要な情報源になる。
同社では、現在、最も市場に影響のある中国最大のSNSサイト「新浪微博」より、商品名や企業名、気になるキーワードでリアルタイムに中国市場のつぶやきを収集、把握できるようにした。収集したつぶやきは、中国語テキストマイニングで即時に“見える化”され、よく発言されている話題のランキングのほか、ポジティブ・ネガティブの集計を自動的に行う。また、北京や上海、広州など、地域ごとに商品・サービス展開をしている企業のニーズにこたえるため、つぶやきをエリア別で分析できるようにしました。SNS サイト「新浪微博」の収集においては、グローバル規模でのソーシャルメディアの収集力で定評のあるデータセクションと提携することで実現した。
「見える化エンジン中国語版」は月額13 万円から利用可能で、「新浪微博」の収集には、別途、初期費用50 万円、月額10 万円からで、「中国ソーシャルメディア収集機能オプション」を追加することで利用できる。また、「見える化エンジン中国語版」を利用する企業に対して、より円滑な活用を支援するために、同社の専任の中国人スタッフが分析作業やレポート作成を支援する「分析支援サービス」も合わせて提供する。今後、中国に進出しているメーカー、サービス業を始め、広告代理店、テレマエージェンシーなど1 年間で50 社への導入を目指していく。また、収集できるサイトも順次拡張していく見通し。