〔2011/9/7〕日立情報通信エンジニアリング、クラウド対応の音声録音システムを販売開始

 日立情報通信エンジニアリングは、コンタクトセンターやオフィスの音声録音システムにおいて、大規模化とクラウド対応へのニーズに応えるため、サーバあたり1000通話同時録音を実現し、さらに仮想化システムにも対応した音声録音システム「RecwareⅢ(レックウェア・スリー)」の販売を開始した。
音声録音システムは、オペレータの顧客応対品質を向上させるための教育用ツールとしての活用や、顧客への契約時の説明を録音して企業の内部統制に活用するなど、幅広い用途で利用されている。また、省エネルギー対応・省スペース化・運用コスト低減といったTCO削減のため、サーバ、ストレージなどの企業情報システムをデータセンタに集約したり、仮想化技術を活用してシステムの運用効率を向上する事例が増加している。
RecwareⅢは、音声録音を行う「ロガー」のソフトウェア処理を最適化することにより、サーバ1台あたりの同時録音処理性能を世界最高水準の1000通話まで高め、サーバ台数の大幅削減を可能にした。さらに、録音データを集約管理する「音声録音マネージャ」の管理能力の向上を図り、大規模なシステムにも対応できるようにした。加えて、ソフトウェア化と仮想化技術への対応によって柔軟な冗長化構成を実現し、信頼性を確保しつつサーバの有効活用を可能とした。
価格は、300音声同時録音システム(サーバ含む)の場合で、2500万円から。


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