〔2011/10/11〕日本オラクルと第一コンピュータリソース、消費者購買動機遷移の分析支援サービスで協業

 第一コンピュータリソース(本社:名古屋市中区、池谷正宏社長、以下、DCR)と日本オラクルは、販売現場での消費者購買動機遷移の分析を支援するサービス「ホリスティックマネジメントサービス」の提供において協業を開始すると発表した。消費者購買動機遷移は、消費者がモノを買う時に注意を引かれ、関心が高まり、購買を決意し、使用して満足し、といった動機の移り行くプロセス。
本協業では、DCRがもつシステム思考やシステムダイナミックスのコンサルティングサービスと、オラクルのビジネス・インテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence 11g」を組み合わせ、小売業、または消費財メーカーもしくは消費財メーカー向けに製品を提供する製造業における消費者購買動機遷移を分析するサービス「ホリスティックマネジメントサービス」として提供する。
ホリスティックマネジメントサービスにより、企業は、消費者の購買動機の醸成プロセスを定量的にモデル化し、売上を伸ばすために自社の業務プロセスやサービス、製品のどこにボトルネックがあるのかを知り、対策を立てることが可能になる。同サービスではDCRが、企業のビジネス環境のヒアリングと調査を行い、また分析に役立つPOSデータ、顧客情報、ポイントカードやオンライン会員情報、販売実績、クレームやコールセンターなどの情報を収集する。これらの情報をもとに企業のビジネスに影響する要素の因果関係を定義し、事業戦略や目標に合致した、成果指標や先行指標を設定する。さらに、仮説に基づいて実行した営業活動の結果の情報を分析し、分析結果を閲覧するための仕組みとしてOracle Business Intelligence 11gをもとに構築された分析システムを活用する。また、過去の実績を分析するだけでなく、改善点を見出して対策を講じた場合に、事業にどの程度の影響を与えるかなどのシミュレーションも行う。
DCRのもつ、消費者購買動機遷移の分析に関する見識とオラクルのビジネス・インテリジェンス製品を活用したシステム構築で培った実績をもとに、日本オラクルが技術支援を行ってホリスティックマネジメントサービスを構築した。企業のニーズに応えるために必要となる販売促進施策および想定効果や、その結果の購買分析画面などを事前に定義しているため、3カ月での短期導入が可能。


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