〔2026/10/23〕ポート、ENECHANGEのコールセンター・オフライン事業を取得

 電力・ガス事業者の成約・業務支援サービスを手がけるポートは、ENECHANGEのコールセンター・オフライン事業を新設分割により承継したENECHANGEカスタマーサービス(本社:東京都港区、五十嵐貴裕社長)を子会社化することで、電力・ガス案件の商流統合によるエネルギー領域におけるシェア拡大と成約件数増加を図る。
 同社グループは「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、同社が集客から成約までのKPIを背負うことで、掛け捨てリスクをゼロにし、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルとなる成約支援事業を展開している。
 エネルギー領域では、電力・ガス事業者の成約支援や業務支援サービスを提供しており、電力事業者向けの支援においては、電気の新規契約獲得(成約支援)だけでなく、電気開通までの業務支援(開通支援)も行っており一気通貫型での成約支援サービスを提供している。現在、総成約件数は年間90万件以上で国内最大規模の成約支援事業者となっている。
 エネルギー領域については、2022年1月にINEをM&Aすることで参入し、2023年7月にFive LineをM&Aし、両社での総成約件数の拡大を図ることで業容拡大につなげ、エネルギー領域の売上収益が2023年3月期35億円だったものが、ストック利益の拡充も図りながら2025年3月期で107億円と単一事業売上収益100億円を突破している。また、エネルギー領域においては、成約件数が増加すると市場内でのプレゼンスが向上し、それにより成約単価上昇・成約売上上昇となり、更に積極的なマーケティング投資を行えることで成約件数の更なる増加につながるサイクルとなるため、総成約件数の最大化を図るためにM&Aによるロールアップ戦略のほかに、商流統合を前提とした資本業務提携形式でのロールアップ戦略も積極的に実行し、2024年11月にライフアップ、2024年12月にエンクスと資本業務提携を行い、商流統合による同社グループでの総成約件数の最大化を図っている。
 そのような中でENECHANGEとは、エネルギー領域においてシナジー創出ができると考え、電力・ガス案件の商流活用による市場内プレゼンス向上および成約件数拡大と収益の最大化を図るために、2025年2月に業務提携契約を締結している。
 業務提携契約締結後は、ENECHANGEのコールセンター・オフライン事業が、同社と同じく個人ユーザーの引越しを契機にした電力・ガスの新規契約の成約支援を行っており、同社取引の電力案件の商流活用をENECHANGEのコールセンター・オフライン事業が取り組んでいた。
 ENECHANGEと業務提携関係を継続する中で協議を行い、この度ENECHANGEが当該コールセンター・オフライン事業をENECHANGEカスタマーサービスに会社分割(吸収分割)により承継させ、同社を同社の完全子会社化とすることで、同社取引の商流連携を行っていたものから商流統合を行い、同社グループの成約支援事業者としての国内最大規模の市場内プレゼンスや同社グループの高い成約力とマルチチャネルマーケティング力といった競争優位性を活かしたシナジー創出により同社グループでの更なる企業価値向上を図ることができると考え、完全子会社化を決定した。
 なお、同社完全子会社化後は、ENECHANGEカスタマーサービスが保有する30社を超えるパートナー企業を経由した新規ユーザー獲得オペレーションの確立や、不動産管理会社向けのシステムソリューションなどを同社グループに取り込むことで、同社としてもユーザー獲得のための新たなチャネル開拓に繋げていく。
 また、WEBチャネルだけでなく、リアルチャネルでのマーケティングチャネルをENECHANGEカスタマーサービスが保有していることは、同社のWEBチャネルだけではないマルチチャネルマーケティングによる成長戦略に合致しているものになる。


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