〔2011/11/22〕日本テラデータ、ソーシャルデータおよびWebアクセスログと顧客データを統合活用する「Teradata IWI」を販売開始
日本テラデータは、インターネットから得られるソーシャルデータおよびWebアクセスログとダイレクトチャネルから得られる顧客取引明細データをTeradataデータベース内において統合管理し、企業のマーケティング活動に利用するためのコンポーネント群「Teradata IWI (Integrated Web Intelligence)」の販売を開始した。また、同データ活用のコンサルティング・サービス提供にあたり、総合ウェブコンサルティング企業である、HARMONY(本社:東京都新宿区、三井健司社長)と提携した。
Teradata IWIは、テラデータが提供する製品とサービスの組み合わせ。顧客データを統合的に管理する「Teradataデータベース」およびデータウェアハウスを構築する際の設計図となる論理データモデル「Teradata Industry LDM」が基盤のコンポーネント。これらを基盤にWebサイトやソーシャルメディアと連携してWebアクセスログやソーシャルデータなどのオンラインデータを取得し、Teradataデータベースに取り込む連携サービスを提供する。また、テラデータとHARMONYは、取り込んだデータの活用を支援するコンサルティング・サービスを共同で提供する。
TeradataデータベースとTeradata Industry LDMを除いた価格は、データ取得/連携サービスが500万円から、データ活用支援コンサルティング・サービスが1500万円から。
Teradataデータベースは従来CRM分野において、店舗やコールセンターなどから得られた顧客取引明細データを蓄積し、分析、活用するデータウェアハウスとして利用されてきた。一方で今日の消費者は、インターネットやソーシャルメディア、モバイル端末などのチャネルを利用することが一般的になってきており、ここから日々膨大なデータが発生している。Teradata IWIは、このようなマルチチャネル環境下において、顧客データを分断したまま利用するのではなく、チャネル横断で統合することによって、包括的な顧客理解とマーケティング活用を支援する。
テラデータとHARMONYは、Teradataデータベース導入済み企業と導入予定企業向けにTeradata IWIを展開し、今後1年間で5億円の売上を目指す。