〔2012/2/15〕富士通マーケティング、「サントリー天然水」家庭用宅配システムを「NetSuite」で構築

 富士通マーケティングは、サントリーフーズ、サントリーロジスティクス、サントリー食品インターナショナルの3社(以下、サントリー)が3月2日から展開する「サントリー天然水」の家庭用宅配事業の基幹システムを「NetSuite」により構築した。
サントリーは同システムを構築するにあたり、初期投資を抑制しつつ今後のビジネス拡大に対応可能で、高度なセキュリティ環境が確保されたクラウドERP「NetSuite」を採用し、複数の会社/事業所で展開している。
サントリーは、1993年より「サントリー天然水」の宅配事業に参入し、オフィスや医療施設などを中心に展開している。また、2008年からは、家庭でも手軽に利用できるようにするために、卓上に置くことができるコンパクトなタイプの「サントリー天然水専用冷水サーバー」を販売している。今回、水に対する安心・安全への意識がますます高まる中、家庭用宅配事業を強化すべく、5段階の温度設定などの新機能を搭載した新ウォーターサーバーを開発し、3月2日より1都3県を対象にレンタル提供開始する。サントリーは、この宅配事業強化において、受注から提供までの更なる時間短縮や、今後増えると予測される受注・販売・在庫など各種情報の一元化のため、新たな基幹システム構築を検討していた。そこで、今回、富士通マーケティングは、消費者向けWebサイトと統合した販売物流の基幹システムを、NetSuiteにより構築し、Webサイトおよびコールセンターからの契約と配送・債権債務の一元化が実現した。また、クラウドでの提供であるため、運用コストの削減が実現し、今後のビジネス拡大にも柔軟に対応する。


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