〔2012/2/16〕ガートナー、タブレット・デバイス向け商用ビジネス・アプリケーショントップ10を発表

 ガートナーは、iPadおよのタブレット・デバイス向けアプリケーションが、個人向け生産性向上ツールとしての最初の波を越え、企業の重要なイニシアティブを支援する、管理が容易かつセキュアなビジネス・アプリケーションへと移行しつつあるとの見解を発表した。
ガートナーのバイス プレジデント兼最上級アナリストのデイヴィッド・ウィリス氏(David Willis) は、「商用アプリケーション・ストアが提供しているアプリケーションでは、初期には個人の生産性向上ツールに重点が置かれ、価格も手頃であったことから、ユーザーは気楽にさまざまなものを試すことができました」と語った。
ガートナーの予測では、2011年のタブレットとスマートフォンの販売台数はPCの市場を44%上回る見込。また、2014年末までに、Apple iOSやGoogle Android、Microsoft Windows 8などのポストPC端末向け軽量モバイルOSの利用台数は、従来のPC向けOSの利用台数を上回るという。
ガートナーが発表した、タブレット・デバイス向け商用ビジネス・アプリケーション トップ10は次のとおり。
1.セールス・オートメーション・システム:顧客向けカタログ、セールス・プレゼンテーション、受発注システム
2.ビジネス・インテリジェンス (BI):マネジメント・ダッシュボードと共に分析機能およびパフォーマンス管理アプリケーションを提供
3.コンテナ化された電子メール:ビジネスのメッセージング環境と個人の電子メールを分離
4.ミーティング用のコラボレーション・アプリケーション
5.ファイル・ユーティリティ:共有および文書配布
6.エンタープライズ・アプリケーション全般:CRM、ERP、SCM、メッセージングをサポート
7.医療支援システム:医師、看護師、理学療法士をサポート
8.ホスティング形式の仮想デスクトップ・エージェント:従来のデスクトップ・アプリケーションおよび環境をリモートからセキュアに運用、提供
9.ビジネスに対するインテリジェントな知見を提供するソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション
10.役員向け資料:文書とレポートのセキュアな配布をサポート


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