〔2012/3/14〕トランスコスモス、渋谷ソーシャルメディアセンターを開設

 
トランスコスモスは、ソーシャルメディアの運用を専門に行う渋谷ソーシャルメディアセンター(以下、渋谷センター)を本社ビル内に開設し、業務を開始した。ソーシャルメディアを活用する企業向けに、ソーシャルメディアへの投稿、ユーザー投稿への回答・サポート、要望や話題・苦情の監視など、ソーシャルメディア運用全般を提供するとともに、広告企画や調査・分析などの付加価値サービスもあわせた業務ノウハウを集約し、トランスコスモスの他拠点で提供している関連サービスを統括する役割を担う。

トランスコスモスでは、2011年5月に「ソーシャルメディア運用サポートサービス」を開始以来、コールセンターやWebサイト運用で培ったノウハウをもとに、ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション設計や運用、監視、分析などのサービスを約50社の企業向けに提供してきた。中でも運用サービスは、クライアント企業内に常駐して提供するオンサイト形態や、トランスコスモスが受託しているコールセンターなどの拠点内で提供しているが、拠点ごとに分散しているノウハウを集約し、ソーシャルメディア関連業務の統括機能をもつ拠点として、開設に至った。
企業向けサポート業務を通じてさまざまな業界・業種に精通し、コミュニケーションのプロであるコールセンターサービス部門のメンバーと、広告プランニングやWebサイト戦略、キャンペーン設計など、マーケティングを専門に提供するデジタルマーケティングサービス部門のメンバーを設置し、あらゆる分野の企業に、エンゲージメント運用からサポートサービスまでを提供する。メンバーは、「ファシリテーター」として話の流れをコントロールする役割を担い、クライアント企業のブランド力を高め、ユーザーから必要な情報を引き出すための設計・ライティングを行う。
センター化したことで、チームによる対応が可能になる。これにより、ソーシャルメディア運用の問題点である俗人化を防ぐとともに、多種多様な業界の業務を経験することでファシリテーターのスキルアップを推進する。これらの運用で得た知見は、全国に22拠点あるコールセンターやオンサイトでの新規事業構築支援、設計、教育などに活かす。渋谷センターを中心に、全国規模の運用ネットワーク構築を目指す。
まず10社のクライアント企業向け業務を渋谷ソーシャルメディアセンターに集約し、ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション設計からライティング、投稿代行、分析までの運用サービス提供を開始した。分析サービスについては、Webサイト解析やVOC分析で実績のある、200人以上のアナリストがバックアップする体制を整えている。2012年度中にはファシリテーターを25人以上に拡大する計画で、ソーシャルメディア関連事業で、売上10億円を目指す。


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