〔2008/10/28〕エンプレックス、日本オラクルのOracle VMを活用してeMplex CRMを強化

 エンプレックスは、日本オラクルが提供するサーバ仮想化ソフトウェア「Oracle VM」を、自社の統合CRMパッケージソフトウェア「eMplex CRM」の開発およびサポート・インフラに導入し、ITインフラの構築にかかる初期導入・運用管理
のコスト削減とサーバー仮想化の普及促進を目指している。
従来、エンプレックスでは、LinuxおよびOracle DatabaseをベースとしたeMplex CRMを開発する際、また顧客に導入したシステムをサポートする際、その都度Linuxやメールサーバ、Webサーバ、Oracle Databaseなどのソフトウェア
をセットアップしなければならず、多大なコストと時間を費やしていた。
同社は、従来の課題を解決するために、日本オラクルが実施しているOracle VMの実証プロジェクトPOC(Proof of Concept)サービスにいち早く参加。Oracle VMの機能検証・性能測定を2008年6月から継続してきた結果、システム環境の構築時間を大幅に削減できることを評価して、eMplex CRMの開発およびサポート・インフラに導入することを決定した。また、エンプレックスがeMplex CRMにOracle VMを活用する際、eMplex CRMを動作させるために必要なソフトウェアを、テンプレートとして事前に準備しておくことによって、インフラ環境を瞬時に構築することが可能に
なった。さらに、従来システム環境ごとに設置してきたサーバ数を仮想環境へ集約することにより、物理サーバーの台数の効率化を実現している。
今後、日本オラクルとエンプレックスでは、Oracle VM導入を機に、サーバ仮想化を活用したオラクル製品との連携を強化していく。また、Oracle VMを活用したシステム構築のノウハウを積極的に活用し、eMplex CRMのテンプレート化を図り、顧客システムへの自社製品「eMplex CRM」のインストール・セットアップ時間を大幅に簡素化するソフトウェア・アプライアンスのビジネスも検討する方針。


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