〔2008/11/6〕米国セールスフォース・ドットコム社、Salesforce CRMの最新版「Salesforce CRM Winter ’09」を発表

 米国セールスフォース・ドットコム社は、 Salesforce CRMの最新版「Salesforce CRM Winter ’09」
を発表した。ユーザー企業がクラウド・コンピューティング環境を構築・運用できる新機能「Force.com Sites」を備えるなど、50以上の新機能が加わった。
Force.com Sitesは、ユーザー企業がセールスフォースが提供するアプリケーション構築・実行環境「Force.com」上で自社のWebサイトを構築・運用できるという機能。これにより、Force.comのデータとアプリケーションの外部公開が可能になり、イントラネットや外部Webサイト、オンライン・コミュニティなど、新たなユーザー層にリーチを拡大することができるとしている。また、今年8月に買収したInStranetのナレッジベース・アプリケーションを統合。同社のDimensionsテクノロジーによって、顧客のコンテキスト(製品、地理情報など)の追加が可能になり、ナレッジベースをCRMとソリューションと統合し、無駄な検索結果を排除することなどが可能という。
同社によれば、Saleceforce CRMは現在、世界4万7700社以上、4億1000万ユーザーに利用されている。国内でも、日本郵政グループをはじめとして、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、日立グループなど、エンタープライズ・クラスでの利用が進んでいる。


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