〔2012/8/6〕札幌市コールセンターのPBXシステムにクラウド型の「 BIZTELコールセンター 」が採用

 インターネット関連サービスを提供する社リンク(本社:東京都港区、岡田元治社長)のクラウド型コールセンターシステム「BIZTEL コールセンター」が、札幌市役所のコールセンターが夏季期間中に利用するPBXシステムに採用された。今回の採用は、北海道電力管内にて実施の可能性がある計画停電に備えたもの。
 札幌市のコールセンターは、運用コストの削減と、市民へのサービス力向上を目的として、日本で初めて民間企業にアウトソーシングされた市政総合案内コールセンター。普段のごみの捨て方から一刻を争う救急病院の案内まで、市政に関わる問い合わせを幅広く受け付けている。本コールセンター業務は、2010年よりコールセンター事業者のリンケージサービス(本社:北海道札幌市、石田郁芳社長、以下:LSI )が受託しており、毎日400件ほどの問い
合わせが寄せられている。加えて、LSI社は札幌市役所および札幌市中央区役所への電話交換(取り次ぎ)業務も受託しており、こちらは合計およそ1400件もの電話を日々取り次いでいる。
 この度、LSI社のコールセンターがある北海道電力管内で、電力需給が逼迫する2012年7月23日から9月中旬にかけて計画停電の可能性が持ち上がった。万一、LSI社のコールセンター所在地で計画停電が実施された場合、札幌市は市民からの電話を受けられなくなってしまう。そこで、計画停電の対象外である市役所本庁舎内にバックアップコールセンターを構築し、停電時はそちらで業務を継続するというアイデアがLSI社から札幌市役所に提案され、業務委託契約を受託された。この業務を実現するためのシステムとして採用されたのがBIZTELコールセンター。


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