〔2008/12/8〕ソフトバンクBB、日本HPと協業でカーボンオフセット付ブレード型サーバの販売開始
ソフトバンクBBは、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)との協業により、国内初の取り組みとして、使用時に必ず発生する二酸化炭素量を排出権により相殺(オフセット)したカーボンオフセット付ブレード型サーバの販売を開始した。
日本HP製の第3世代ブレード「HP BladeSystem c-Class」専用ブレード型サーバ「HP ProLiant BL460c/BL465c G5/
BL495c G5」に対して、サーバを3年間使用した場合に必ず発生する二酸化炭素量を排出権によってカーボンオフセットしたものとなっている。HP BladeSystem c-Classは、低消費電力のサーバ、独自設計の冷却ファンとゾーン別冷却制御技術による効率的な排熱機能、サーバの消費電力と発熱を正確に把握できる管理機能によって「グリーンIT」を実現可能なブレードシステムだ。この商品を購入することで、京都議定書が定めた日本の温室効果ガス削減目標の達成に貢献することができるようになっている。
なお、今回オフセットに用いる排出権(CER:Certified Emission Reduction)は、国連で認定されたブラジルの水力発電プロジェクトによって創出されたもので、カーボンオフセットプロバイダであるリサイクルワン社を通じて調達、無効化の手続きが行われる。排出権を政府の償却口座に移転させることで、京都議定書における日本の温室効果ガス削減目標の達成に貢献するものとなっている。なお排出権を調達、無効化する際に発生する費用は、商品の価格には転嫁されていないとのこと。
ソフトバンクグループでは、ケータイリサイクルの活動や取扱説明書の薄型化などによる紙資源使用量の削減(ソフトバンクモバイル)、コールセンターの100%ペーパーレス化(ソフトバンクBB)、環境配慮型のデータセンター設置(ソフトバンクテレコム、ソフトバンクIDC)をはじめとした環境への取り組みを進めており、今回のカーボンオフセット付ブレード型サーバも、こうしたソフトバンクグループの環境への取り組みの一環として商品化されたという。