〔2012/10/30〕日本情報通信、オルビスの顧客管理システム刷新を支援

 日本情報通信株式会社(本社:東京都中央区、野村雅行社長)は、オルビスの顧客管理システムの刷新を支援した。サービス利用開始は2013年5月からを予定している。
 化粧品、栄養補助食品などを製造・販売する大手メーカーであるオルビスは、インターネットやカタログによる通信販売を中心に展開しながら、全国各地および海外に多数の直営店も運営している。すべての販売チャネルにおいて、顧客満足とリピート率のさらなる向上が求められていたオルビスは、顧客向けサービスをさらに強化するため、顧客データの高速処理により、顧客1人ひとりの嗜好やニーズに応じてアプローチするワン・ツー・ワンマーケティングの実現を目指して、顧客管理システムを刷新することにした。
 システムには、SAS Institute Japanが提供するSAS Marketing AutomationおよびSAS High-Performance Analysticsと、日本IBMが提供するIBM Netezzaが採用された。
 SAS Marketing Automationは、顧客の過去の購買行動やコンタクト履歴を統合分析して個々の嗜好・ニーズを把握すること、過去の施策結果などの要因分析により最適な個別アプローチを立案すること、そして、購買行動の変化を迅速に検知し、それに応じたアプローチを実施することができるようになるマーケティング・ソリューション。また、SAS High-Performance Analysticsは、ビッグデータの分析を高速に行うソリューション。SASの分析ロジックの実行をデータウェアハウス側で直接行うSAS High-Performance Analysticsにより、膨大なデータであってもリアルタイムに近い時間でのワン・ツー・ワンマーケティングが可能となる。Netezzaは、データベース、サーバ、ストレージを単一ユニットへ統合するDWHアプライアンス製品。このアプライアンスは従来のデータベースベンダーが提供する3分の1のコストで、100倍のデータを迅速に分析できるように設計されている。


PAGE TOP