〔2008/12/25〕富士通ネットワークソリューションズ、オペレーターにやさしい10~50席規模のコールセンター構築ソリューションを発売

 富士通ネットワークソリューションズは、オペレーターにやさしいコール受付ソリューション「COMPACT IP Call Box(コンパクト・アイピー・コールボックス)」を発売した。
コールセンターの市場規模は、2010年度には約5680億円に達すると予想されており、昨今、製造・金融・通信・流通の各企業や自治体などでは、コールセンターのIP化のメリットである音声系とデータ系ネットワークの統合や、通信コストの削減、オペレーターのロケーションフリー、席数の増減が容易にできることに注目しており、事務所に簡単に構築できる10~50席規模のIPコールセンターの導入が高まっている。
同社では、このニーズの高い10~50席規模のIPコールセンターを実現するCOMPACT IP Call Boxを開発し、構築から運用・保守までをソリューション提供する。
従来のコールセンターでは、オペレーターにとってストレスの多い環境であったため、「オペレーターが定着しない」「モチベーションが低下する」などの問題があった。そこで同社はオペレーターの多くが女性である点に着目し、働きやすい環境を提供できるようにソフトフォンのデザインを工夫し、電話機のボタン機能にて実施していたワーク・離席などの操作を、ソフトフォン上にボタンを設けることで、オペレーターが直感的に操作できるユーザーインタフェースにした。
また、当社はコールセンターシステム構築実績で得たノウハウをベースに、コールセンターに必要とされるACD・IVR・MISなどの機能を、コンパクトで環境にやさしい省電力・低騒音な1ボックスサーバにオールインワンで収めている。また、顧客の要望を聞き入れた最適なシステム整備から運用・保守までをトータルにサポートすることで、従来の約2分の1の価格でソリューション提供を可能としたという。
価格は、オペレーター10席の場合、サーバ、ゲートウェイ、スイッチングハブなどのハードウェアおよびソフトフォン、設計・導入支援費を含め、498万円から。同社では、今後、在宅コールセンターやコールセンター内でのモビリティ利用なども視野に入れて、商品展開していく予定。


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