〔2009/1/5〕日本電気、英国 レスターシャー州に新たにオープンした劇場レスターカーブにユニファイド・コミュニケーションシステムを構築

 日本電気は、英国の非営利団体レッサーシアタートラストが2008年11月、レスターシャー州に新しくオープンした劇場レスターカーブに、館内スタッフが利用するユニファイド・コミュニケーションシステムを構築したと発表した。
同システムは、2007年7月にNECが買収した米国のネットワーク関連ソフトウェア開発会社スフィア社のコミュニケーションサービス「Sphericall(スフェリコール)」を中核としたものであり、PCサーバなどで構築された顧客管理などの業務システムと音声機能の連携を実現した。
同システムは、欧州におけるSphericallを活用したユニファイド・コミュニケーションシステムの最初の事例になる。同システムの導入により、レスターカーブでは、(1)チケット予約などの電話対応において、過去の購買履歴を参照しながら来観者1人ひとりに適したきめ細かなサービスの提供が可能となると共に、(2)同劇場をイベント会場として利用する企業・団体などの顧客と館内スタッフ間の確実なコミュニケーションを実現する。
業務システムとコミュニケーション機能を連携するソフトウェア・Sphericallの活用により、チケット販売や顧客からの問い合わせを行うコンタクトセンターシステムと、顧客管理システムを連携する。これにより、顧客のチケット購入履歴や過去の問い合わせ内容の参照が可能となり、顧客1人ひとりに適したサービスが提供できる。また、チケット発券システムの画面上からワンクリックで、顧客へ電話やメールを行うことも可能となる。


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