〔2013/1/16〕SAPジャパン、顧客情報のマスタ・データ管理製品を提供開始

 SAPジャパンは、顧客情報のマスタ・データ管理製品「SAP Master Data Services 1.0」を提供開始したと発表した。ERPやCRM、ソーシャル・ネットワークからのデータを含めた顧客情報を一元的に管理する。
 SAP Master Data Servicesは、マーケティングを強化する企業や一般消費者向けビジネスを展開する企業を主な対象としたもの。インメモリ・データベース「SAP HANA」を基盤とした高速データ処理のほか、ビジネス・アナリティクス(BA)製品やデータ品質の可視化ツール「Information Steward」の機能も備える。
 同社は「企業に散在するデータを統合し、さらに重複排除機能により、クリーンな顧客データを生成することができる」とし、「あらゆる視点から顧客の行動と嗜好に関する洞察を取得し、従来システムの顧客情報も統合して一元化できるため、より親密で長期的な顧客との関係構築を図ることが可能」と説明する。
 マスタ・データ管理者、情報システム部門、営業部門、管理部門など、社内のあらゆるユーザー向けに画面を用意。各ユーザーが必要な視点で顧客情報をリアルタイムに活用することができるという。


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