〔2013/2/15〕インフォライズ、食品・飲食業界向けソーシャルデータ活用・分析サービスを提供開始

 インフォライズ(本社:東京都港区、大島誓二郎社長)は、日立システムズとホットリンク(本社:東京都千代田区、内山幸樹社長)との協業により、食品・飲料メーカーや食品卸・外食・中食・小売などの食品業界向けに、ツイッターやブログに投稿されたソーシャルデータと、企業が保有する実売データ・製品データ、当社が保有する食材マスタデータなどを日立システムズのIT技術を活用し、組み合わせて、地域別やカテゴリ別に傾向分析ができる食品・飲食業界向け「ソーシャルデータ活用・分析サービス」の提供を開始する。第1弾として、2月1日から、ソーシャルデータと食材マスタを活用した分析サービスの提供を開始し、4月からは実売データなどと組み合わせた分析サービスを提供する予定。さらに、今後協業予定のパートナーが有するデータも組み合わせた分析サービスを順次提供していく予定。
 近年、消費者の行動・嗜好は多様化しているほか、景気低迷に伴う消費者の買い控え傾向も重なり、食品・飲食業界にとって厳しい経営環境が続いている。新商品の企画・開発や販促活動の実施にあたっては、ライフスタイルの変化をスピーディーに的確に捉える必要があるが、従来のアンケートやPOSデータの分析によるトレンド予測では、速報性や具体性に欠けるほか、分析コストが高いという課題があった。そうしたことから、消費者の直接の声を分析可能なツイッターなどのソーシャルデータに注目が集まっている。しかし、ソーシャルデータは、日々膨大なデータが生まれており、集計・加工が大変であることや、一般消費者の声に広告情報やデマ情報などが混在しており、信憑性が低い点が利用の妨げになっていた。
 本サービスは、こうした背景を踏まえ、ツイッターやブログなどのソーシャルデータと、発言に影響力のある方々(以下、インフルエンサー)の情報、食材マスタ情報などと、企業が保有する商品マスタや実売データ、コールセンターで受け付けた消費者からの意見・要望のデータなど各種データを組み合わせて効率良くデータを分析するサービス。例えば、地域別、食に関する情報、施設・場所に関連した情報、感想情報などに絞り込み分析することができる。また、件数別や伸び率、初登場でのランキング表示も可能。本サービスを利用することにより、ソーシャルデータの情報などから、ライフスタイルの変化や消費行動のトレンドなどをタイムリーかつ的確に把握することが可能となり、消費者が商品やメニューを購入・注文するに至った背景や購入後の感想などを得ることが可能になる。
 本サービスは、クラウド型のサービスであるため、初期投資も安価で、1ユーザーあたり月額10万円から利用可能。インフォライズは、企業規模を問わず食品・飲食業界向けに本サービスを拡販し、2015年度末までに累計受注高5億円を目指す。


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