〔2009/3/4〕野村総合研究所、処理性能を強化した「TRUE TELLER テキストマイニング for Teradata」の販売開始

 野村総合研究所は、データ処理性能を大幅に強化した「TRUE TELLER テキストマイニング for Teradata」の販売を開始した。一般的に、テキストマイニングソフトは複雑な言語解析を行うため、1000万件を超えるような大容量データを短時間で処理させるのは困難であった。そこで同社では、自社開発のテキストマイニングソフト「TRUE TELLER テキストマイニング」のデータベースとして、大容量データの処理に高いパフォーマンスを発揮する日本テラデータの「Teradataデータベース」を、テキストマイニングソフトとしては、日本で初めて採用した。あわせて今回、TRUE TELLER テキストマイニングの解析処理プログラムに改善を施した。これにより、今まで難しかった膨大なテキストデータを分析できるようになった。
処理速度も大幅に向上し、処理時間が最大で約25分の1に短縮される。その結果、大容量データの統計処理や分類、画面表示などが短時間で行え、より効率的かつ高精度に分析を行うことができるようになる。
同社のTRUE TELLER テキストマイニングは、コールセンターへの問い合わせやアンケート、インターネット上のブログなどを通じて企業に蓄積された質問や意見などの顧客の声を、分析・共有・活用するためのテキストマイニングソフトとして定評がある製品。関連製品を含め、国内外で300社以上(合計600ライセンス以上)の導入実績がある。同社では今後、大容量データ対応を、TRUE TELLER関連製品に順次拡大していく予定。TRUE TELLER テキストマイニング for Teradataは、1ライセンス900万円。同社では、1年間で20社への導入を見込んでいる。


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