〔2009/3/10〕トランスコスモス、東京都町田市の定額給付金給付事業の支援業務を受託

 トランスコスモスは、定額給付金給付事業において、東京都町田市の支援業務を受託した。町田市の要望にあわせ、窓口での受付業務、データエントリー業務、印刷・発送業務、給付対象者からの問い合わせ対応コールセンター業務などのサービスを提供する。
定額給付金給付事業は、景気後退下での住民の不安に対処するため、住民への生活支援を行うとともに、あわせて、住民に広く給付することにより、地域の経済対策に資することを目的とした制度。定額給付金の申請および給付は、原則として「郵送申請方式」もしくは「窓口申請方式」と、「窓口現金受領方式」を組み合わせた方法で、各市区町村により行われる。
今回町田市から受託した内容は、トラスコスモスがこれまで提供しているさまざまなサービスを組み合わせて、町田市の定額給付金給付事業をワンストップで提供するもの。全国各地にある業務センターにて大規模アウトソーシングサービスを運営しているため、緊急時やピーク時でも迅速に安定した運用が可能。また、1社ですべての対応を行うことにより、複数社間の連携リスクを大幅に軽減するとともに、ナレッジの共有などによる業務プロセスの効率化も実現する。また、トランスコスモスが独自開発したバーコードによる申込書の授受管理やステータス管理をWeb上でリアルタイムに提供する「eトレースサービス」により、申請書単位でのトレースが可能になる。問い合わせ発生時に「どこに」「誰の」申請書があるのか、現在の処理状況とあわせて確認することができる。また、各業務を行うセンターは、ISO27001規格に準じた情報セキュリティ対策を行っており、オペレーションエリアから独立したロッカールームの設置、カードキーによる従業員の入退室管理など、万全のセキュリティ管理を行っている。
トランスコスモスは、月間600万件の処理が可能な体制をもっており、提供する業務内容によっては最短で2~3週間での立上げが可能。今回と同様のサービスを、7万世帯以上の市区町村を対象に提供していき、30億円の売上を目指す。


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