〔2013/10/21〕TISとSAPジャパン、戦略的協業体制を構築し包括的な金融ソリューション提供

 TISとSAPジャパンは、金融ビジネスにおける戦略的協業体制を構築、豊富な金融業務知識や金融機関向けのシステム導入のノウハウを持つTISと共同で金融業界向け情報基盤システムを提案し、包括的な金融ソリューションの販売を強化するための販売体制を両社で構築すると発表した。
 両社は、SAP BusinessObjectsソリューションおよびSybaseのデータベース・モバイルソリューション製品群に関するOEMライセンス販売のグローバル契約を締結。これによりTISは、SAPのアナリティクス、データベース、モバイルソリューションに同社が持つ金融事業におけるノウハウを組み込み、銀行、保険、カード、証券業といった金融業界の顧客の事業ニーズに合う情報基盤システムの提案を開始する。
 今回の協業により提案する金融業界向けの情報基盤システムは、顧客行動の深い理解や市場変化に対する迅速な対応を実現する情報系システム。TISが持つ銀行・カードなどの金融業界で培った業務ノウハウと開発、運用実績をもとに、金融データモデルや金融用語辞書、豊富な分析レポート、営業情報分析や財務分析・統合リスク管理などの業務レポートをワンストップで提供し、包括的な金融業界向け情報基盤ソリューションとして販売からプロジェクト運営、保守までをトータルでサポートしていく。
 TISでは、こうした提案を通して業務ノウハウをさらに蓄積していき、情報基盤システムのテンプレートを開発する予定。また、両社は金融業界向けSAPソリューションの販売を強化するために、10月に共同の販売体制を構築し、販売活動を開始。


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