〔2013/12/4〕電通国際情報サービス、米国LivePerson社と業務提携し、Web接客サービスの金融機関向け提供を開始

 電通国際情報サービスは、米国LivePerson社と、SaaS型Web接客サービス「ライブエンゲージ」に関する販売代理店契約を締結した。国内の金融機関を対象にサービス提供を開始し、今後3年間で30社への導入を目指す。
 近年、金融機関の店舗への来店客数が減少し、金融機関と生活者の対面接客の機会は失われつつあると言われている。一方、スマートフォンやタブレット端末の普及により、インターネットを通じた金融取引は増加しており、カードローンの利用拡大や投資優遇制度NISAの登場などにより、この傾向は今後さらに強まると考えられる。
 こうした動向に呼応して、各金融機関はインターネットバンキングの強化やWebコンテンツの拡充、ネット広告によるサイト集客などに取り組んでいるが、激化する顧客獲得競争の中、インターネットチャネルにはこれまで以上に具体的な成果が求められている。
 今回提供を開始する「ライブエンゲージ」は、Webサイト来訪者が目的をスムーズに達成できるよう、ネット上の「おもてなし」を演出するSaaS型のクラウドサービス。具体的には、Webサイト上のユーザーの行動をモニターし、「ページ間を何度も往来する」「同じページにずっと留まっている」といった傾向を捉えると、チャットを用いてオペレータと対話するための招待画面の提供や、パーソナライズされたコンテンツの表示を行う。これにより、ユーザーは適切なタイミングで、適切な手段を通じて、目的に合った細やかな情報提供を受けることができる。


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