〔2009/4/14〕伊藤忠テクノソリューションズ、独国ASC社と販売代理店契約を締結し通話録音装置の販売開始

 伊藤忠テクノソリューションズ(略称:CTC)は、独国の通話録音専業メーカー、ASC Telecom社(以下、ASC社)の日本法人であるASCジャパンと国内における販売代理店契約を締結し、同社製品の通話録音装置「MARATHON EVOLUTION(マラソン・エボリューション)」の販売を開始した。
コンタクトセンターにおいて通話録音装置はオペレーターと顧客の会話を録音し、その録音された音声データから顧客ニーズを探るために分析をしたり、オペレーターの応対品質向上やトラブル防止のために利用するためのツールとして必須になっている。しかし、何らかの原因によって録音されたはずの音声データが紛失または行方不明になってしまうトラブルが少なからず発生してしまうといった課題があった。
MARATHON EVOLUTIONはVoIP/デジタル/アナログ/T1/E1などの異なる通信種別の録音を1台のサーバで実現した通話録音装置。通話録音装置では世界で初めてLinuxOSを採用し、さらにそのOSにASC社の独自技術を加えたことで、停電や災害などにおけるシステムダウンに対しても自動的にリスタートする機能を搭載した。さらに録音途中で途切れた音声データも容易に抽出できることから、録音データの紛失トラブルを防ぐ。これにより高い耐障害性と安定性を実現する。1台のサーバに録音機能の他、呼情報を蓄えるデータベースや、検索・再生ツールなど、多くの機能が搭載されるオールインワン型のため、導入および運用コストを低減できることも特長。
CTCでは、大規模コンタクトセンターの設計、開発、構築で豊富な実績を持つ。最先端技術やソリューションも数多く取り扱っており、それらに精通したエンジニアも多数揃えている。この度、MARATHON EVOLUTIONの取扱いを開始することで、コンタクトセンターソリューションの一層の強化を図っていくという。これにより、今後3年間のコンタクトセンター関連事業の売上目標は、累計で300億円を目指す。


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