〔2014/1/23〕スパイスボックス、「マーケティングにおけるデータ活用の実態調査」を発表

 博報堂グループでデジタルマーケティングなどを展開するスパイスボックス(本社:東京都港区、田村栄治社長)は、企業のデジタルマーケティング担当者を対象に「マーケティングにおけるデータ活用」について実態調査を実施した。
 2014年においても、多くの企業が「マーケティングにおけるデータ活用」を重要なテーマとして捉え、マーケティングツールの導入や社内体制の強化などの対応を進めていくことが予想される。今回スパイスボックスでは、企業が「マーケティングにおけるデータ活用」をどう捉え、2014年に検討している取組みは何かといった意向や、最近注目を集めるDMP(データマネジメントプラットフォーム)に関する、マーケティング担当者の理解や今後の活用意向を明らかにすることを目的として調査を行っている。
 デジタルマーケティング担当者のうち、約半数がデータ活用状況に一定の満足を示す結果であった。その満足度を左右する要因としては「データ分析できる人材がいる」(64.4%)の存在がもっとも重要要因であり、昨今注目を集めるデータアナリストやデータサイエンティストといった職種の人材が、マーケティング現場において高いニーズがあることが伺える結果となった。
 データ活用において2014年にチャレンジしたいことを聞いたところ、1位「部署間を連携したデータ統合」(48.5%)、2位「外部データの活用」(37.5%)、3位「自社の顧客データとソーシャルデータの統合」(34.0%)という結果となった。外部データや複数箇所に散在するデータを統合的に分析・活用し、より高度なマーケティング施策を実行したいと考えるマーケティング担当者が多いことが伺える。
 DMPについて「内容まで知っている」(31.1%)「名前だけ知っている」(48.5%)という回答結果から、デジタルマーケティング担当者の間ではDMPの認知が約8割と、かなり進んでことが明らかになっ。しかし、内容まで知っている人は全回答者のうち約3割に留まっており、DMPの詳しい理解にはまだ至っていない人が多いことがわかった。
 DMPへの導入状況や興味を尋ねたところ全体の約8割の回答者が興味あると回答した。ただし、すでに導入済み、または導入が決定していると回答した企業はそのうち1割未満という結果であった。DMP導入段階について尋ねたところ「情報収集をしている」(50.9%)「具体的な検討に入っている」(9.8%)という回答結果となった。デジタルマーケティング担当者全体の多くが興味を示し、情報収集や検討を行っているといった現状が明らかになった。興味・関心度の高さから、今後DMPの導入が進むことが予想される。


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