〔2009/4/20〕ブロードアース、ホームオペレータサービスプラットホーム「HooooPs」の提供開始

 IPテレフォニー技術、デジタル映像技術のリーディングカンパニーであるブロードアースは、コールセンター事業における在宅電話オペレータ環境を実現するためのサービスプラットホーム「HooooPs」(ホープス)の提供を開始致した。本サービスプラットホームにより、コールセンターを運営する企業様は家庭内の労働力を活用し効率的なコールセンターの運営が実現できるとともに、電話オペレータには柔軟な就業形態を提供することが可能となる。
同社はこれまで、IP電話向け緊急通報(110番、119番)システムなどIP電話付加価値サービスを開発し、多くの通信事業者に提供してきた。HooooPsは、これら通信事業者で実績のあるIPテレフォニー技術をコアテクノロジーに、コールセンター業務に必要な機能をパッケージし、さらにセキュリティ技術およびWebアプリケーション技術を付加することで、家庭のような分散した遠隔地でのコールセンター業務(ホームオペレータサービス)を可能にする。これにより従来のコールセンター業務および既存のシステムに大きな変更を加えることなく、ホームオペレータサービスによる効率的な業務運営が実現できる。
一方、米国におけるコールセンター事情は、従来アイルランドやインドといった英語圏での国別賃金格差を利用したオフショアリングと呼ばれる手法が主流だったが、近年においては、顧客満足度などの問題から米国内の家庭の主婦といった家庭内潜在労働力を活用したホームショアリングと呼ばれるコールセンター運営手法に様変わりしつつある。その裏付けとしてホームオペレータサービス(米国呼称:ホームエージェントサービス)におけるホームエージェントは、現在約15万人いると言われている。また、2011年にはその数は33万人まで拡大すると予測され、その効果も高く評価されていることから、急成長するマーケットであるとされているという。
同社は、国内初となるホームオペレータサービスに必要な機能をパッケージしたプラットホームを提供することで、企業のコールセンターコストの大幅削減や適正なオペレータ配置を可能とする。また、電話オペレータの働きたい時間に働きたいだけ働く、新しい就業形態を提供し、ワークライフバランスやワークシェアリングの推進に寄与していくという。さらには雇用問題の解消、BCPの実現や環境エコロジー効果といった付加価値を提供し、社会に貢献していきたいと考えているという。


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