〔2014/5/22〕キューアンドエー、インターネットバンキングの不正送金被害対策サポートを提供開始
キューアンドエー(本社:東京都渋谷区、金川裕一社長)は、インターネットバンキングを狙った不正送金対策を電話/リモート(遠隔操作)サポートにて提供を開始した。
近年、インターネットバンキングを狙った不正送金による被害が急増している。独立行政法人情報処理推進機構の調査によると、2012年には約4800万円(被害件数:64件)だった被害額が、2013年には約14億円(被害件数:1315件)と過去最大になっている。2014年1月~5月の被害額は既に14億円を超えており、不正送金による被害は未だに増加傾向にある。
また、警視庁の調査によると、インターネットバンキングの不正送金の手口は「マルウェア(不正プログラム)」が増加傾向にあり、2012年の「マルウェア」による被害件数16件に対し、2013年1月~11月は1097件になっている。
「マルウェア」は、お客様のパソコンをウイルス感染させ、インターネットバンキングページを改ざんする。改ざんにより不正なログイン画面を表示させ、認証情報の搾取や送金先口座の書き換えなどを行う。「マルウェア」による、周辺プログラムの脆弱性を利用した感染は増加しており、ウイルス対策ソフトの導入だけでは防ぐことができない。したがって、お客様が気付かないうちに被害に合う可能性がある。
そこで、キューアンドエーはインターネットバンキングを狙った不正送金対策サポートを開始することにした。電話/リモート(遠隔操作)サポートにて「パソコンセキュリティ対策診断」を無償で実施し、必要に応じて適切なサポート内容の提案や、要望があればその場でウイルス予防・駆除などの有償サポートを行う。また、お客様自身でもセキュリティ対策を行うことができるよう、有償サポートにて、オンラインレッスン「パソコンセキュリティ対策講座」も提供する。「パソコンセキュリティ対策診断」は2014年6月30日まで無償で提供する。