〔2014/6/6〕SCSK、米国Transera Communications社のコールセンター向けクラウドサービスを国内で提供開始
SCSKは、米国Transera Communications社のコールセンター向けクラウドサービス「transera(トランセラ)」を、国内で提供開始すると発表した。また、セールスフォース・ドットコムが提供する「Service Cloud」とのクラウド間連携により、コールセンター業務をService Cloudで一元的に行える機能「Transera Call Center App for Salesforce」も、7月より提供開始する。
transeraは、ACD、IVR、CTI、通話録音などの機能をクラウドサービスとして提供するコールセンターソリューション。クラウドに仮想的なコールセンターシステムを構築するため、高い拡張性を備えているほか、必要な機能を必要な時に必要な分だけ利用できる、クラウドサービスならではの特徴も持つ。
またキャリアフリーであり、固定電話/携帯電話/IP電話など、アクセス種別によらず、電話とインターネットがあれば、すぐにコールセンター業務を開始可能。既設のオフィスPBXにACD/CTI機能をクラウドからアドオンし、ハイブリッド型のコールセンターシステムを構築することも可能で、拠点分散型コールセンター、在宅オペレーター、海外拠点など、コールセンターのさまざまな運用形態に対応できるという。
オペレーターおよび管理者向けのGUIはWebブラウザで提供されるので、アプリケーションのインストールも不要。コールセンターの各種設定もGUIで容易に行えることから、ユーザー企業の管理者自身で設定でき、保守業者に依頼することで発生していた各種設定変更費用も必要なくなるとした。
価格は契約形態によって変わるが、10席で利用契約期間が1年間の場合、1席あたり月額1万1550円となる。SCSKでは、2014年度に20社への提供を見込む。
一方、7月より提供するTransera Call Center App for Salesforceは、コールセンターの管理・運用業務をService Cloudで一元的に行える機能。稼働状況モニタリング、コールフロー作成、レポーティングなど、スーパーバイザーの管理業務、コールセンター管理者の運用業務まで、transeraの提供する各種機能をService Cloudで管理できるようになる。