〔2009/5/17〕富士通とセールスフォース・ドットコム、SaaS事業で販売提携

 富士通とセールスフォース・ドットコムは、セールスフォースのCRMアプリケーション「Salesforce CRM」、およびCRM アプリケーション開発基盤「Force.com」についての販売契約を締結したと発表した。
富士通は、「Salesforce CRM」および「Force.com」の提供を開始するとともに、基幹システムと連携させたSFAやCRMのシステム開発、コンサルティングならびにサポートサービス提供する。富士通では今回の販売提携により、「Salesforce CRM」をSFA分野におけるSaaSの主力サービスとして位置付け、同分野においてサービスの拡充を図っていく。具体的には、「Salesforce CRM」がもつ営業支援やコンタクトセンター機能と、販売管理や生産管理などのユーザーの既存システムとを連携させた、見積作成や承認ワークフロー、在庫照会などのアプリケーションを開発する。さらにサービス要員の強化にも取り組み、2009年度には「Salesforce CRM 認定コンサルタント」を20 名、「Salesforce CRM 認定セールス」を100名にそれぞれ増強するという。
また、両社は「共同ワークショップ(仮称)」を定期的に開催し、市場開拓などのマーケティング活動を行うとともに、上流の提案活動を行うコンサルティングを共同で開発・提供していく予定だという。


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