〔2014/9/9〕ベルシステム24、ウイングアーク1stのクラウド型BIツールを導入し、レポート作成業務の4割減に成功

 ウイングアーク1st(本社:東京都渋谷区、内野弘幸社長)は、ベルシステム24が、会社全体の業績把握のための作業負担を解決するために「MotionBoard for Salesforce(以下、MotionBoard)」を導入し、会社全体の業績予測の「見える化」と、レポート作成工数を大幅に削減したと発表した。
 ベルシステム24では、2011年より営業部門でSalesforceを採用し、商談中の案件に対する活動状況を把握するための案件管理(パイプライン)に利用している。またコールセンター業務を行っているオペレーション部門では、独自に開発した販売・生産管理システムを使い、受注業務の収支管理を行っている。
 これまでは、この2つのシステムの情報から全社の業績管理を「見える化」するためには、大きな人的負荷がかかっていた。2013年6月より、営業部門が使っているSalesforceとオペレーション部門の販売・生産管理システムとのデータ連携、およびレポート作成の自動化について検討を開始した。利用者の個別設定が保存できる機能や、Salesforceとの連携が容易で、タブの切り替えだけで確認できることなどを評価し、MotionBoardの採用を決定した。
 MotionBoardを利用することで、Salesforceで共有している案件情報のアップデートや今期の売上着地見込、部門・個人の案件進捗状況、予算実績管理などの営業情報を容易に把握することができるようになった。この営業情報をオフラインチャートでSalesforceのライブラリに保存しておくことで、誰もがいつでも、データを参照することができるようになった。
 MotionBoardを導入した効果の1つに汎用性の高さがあげられ、営業部門内で活用する側のニーズに応える機能を実装している。レポートを効率的に作成するために必要なデータを、あらかじめ出力できるように仕様変更することにより、レポート作成の工数を約40%削減できた。また、ドリルダウンなどの機能を利用して、レポートの統廃合を行い、レポートの数を約20%削減している。
 営業部門ではマネージャーを中心に利用しているが、これまで見られなかったデータを「見える化」できたことを高く評価している。
 今後はSalesforceで日々の活動を管理し、MotionBoardで定量的な活動情報を管理するといった使い方を推進していく予定。また、一般職、マネージャー職、経営層など、職位によって見たい情報は異なるので、それぞれの立場に最適なダッシュボードを作成する計画。


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