〔2009/6/2〕日本IBM、リアルタイムコミュニケーション環境構築サービス提供開始
日本アイ・ビー・エムは、企業向けリアルタイムコミュニケーション環境構築サービス「IBM コンバージド・コミュニケーション・サービス - ビデオ・コミュニケーションズ - デスクトップビデオ」の提供を開始した。
デスクトップビデオは、PCをベースにネットワークを介して複数拠点を接続し、双方向でコミュニケーションできるビデオ会議システムを構築するサービス。複数拠点間のビデオ会議を実施する多地点接続装置や、音声/動画の通信を管理するソフトウェア、3G携帯電話と接続するためのゲートウェイ、会議のスケジューリングなどを行なう管理ソフトウェアなどの製品と、ユーザーの利用形態に合わせた要件定義や、システム設計、機器設置などのシステム導入支援、ユーザーへの操作方法の説明などのサービスが含まれる。
同社のコラボレーションソフトウェア「IBM LotusSametime」と併用することで、映像に加え、資料やアプリケーション画面を共有しながらのWeb会議との連携や複数ユーザーでのグループチャットなど、より質に優れたリアルタイムコラボレーションが可能となる。さらに、例えば固定の拠点からに加え、場所を問わず自宅のPCや出先の携帯電話からも接続できるため、正確な情報を柔軟かつタイムリーに収集/伝達でき、在宅勤務(テレワーク)や、パンデミックなど非常時のBCP(事業継続計画)に活用することができる。また、音声も映像も伝送できるため、通常は電話のみのコールセンター業務で、不具合が発生した製品の映像を共有しながら対応手順の指示を仰ぐなど、視覚的にもよりわかりやすく質に優れたコミュニケーションが可能となる。このような新しいビジネス形態への適用などに関しては、同社のコンサルタントがコンサルティングを提供する。